寂しい生活

稲垣 えみ子 著

新聞で、アフロヘアにしたらモテるようになった、という記事を読んで以来、面白い人だと思っていた。アマゾンのポイントが貯まっていたので、思い切って購入した。冷暖房を使わないまでは他でも見るが、冷蔵庫なしというのは生活が変わると感心した。家電を通して面倒とは何かを考える。競争と欲望には果てがない。満たされた気持ちがあれば、物はなくても生活は満たされる。満足感は、憧れている間には手に入らず、一度手にしたものを手放して始めて手に入るというのが、人生の難しいところだと思う。
朝起きて、何も考えずにクーラーをつけるようになっていた自分を反省した。窓を開け、セミの声を聞き、わずかな風に心地よさを感じる。無自覚に生きるのを止めようと思わされた。

寂しい生活寂しい生活
稲垣 えみ子

東洋経済新報社 2017-06-16
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# by pontederia | 2017-07-24 10:29 | 読書 | Comments(0)

チェンジリング・シー

パトリシア・A・マキリップ 著   柘植 めぐみ 訳

マキリップをルルル文庫で読めるとは。「妖女サイベルの呼び声」を読んでから20年以上経つが、大人の読むファンタジー小説、という記憶がある。中学生の娘に勧める本を探していて見つけたが、表紙はラノベ?。けれど、表紙のおかげか、読んでもらえた。短い内容ながらもマキリップらしい作品だった。情景の目に浮かぶ、美しい作品。翻訳が良かった。中高生にお勧めしたいが、すでにアマゾンでは中古でしか手に入らない。


チェンジリング・シー (ルルル文庫)チェンジリング・シー (ルルル文庫)
パトリシア・A. マキリップ 蒼 兎雲

小学館 2008-08
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# by pontederia | 2017-07-20 10:54 | 読書 | Comments(0)

土の文明史

デイビッド・モンゴメリー著   片岡夏美 訳

何故、文明は滅びてきたのか。土壌の恩恵によって生きながら、土のことなど何も知らなかった。人は土地も使い捨てにしてきたことを知った。アメリカの歴史を農業を通してみると、何故奴隷が必要だったのか、南北戦争は起こったのか、今までと違う理解ができた。第8章「ダーティ・ビジネス」を読むと有毒廃棄物の再利用が書かれている。読み応えの大変ある本。目先の利益に走る先に何があるか。7年前に翻訳されているが、古くなる内容でもないので、多くの人の目に触れて欲しい。

土の文明史土の文明史
デイビッド・モントゴメリー 片岡夏実

築地書館 2010-04-07
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# by pontederia | 2017-07-19 08:55 | 読書 | Comments(0)
マーティン・J・ブレイザー 著    山本太郎 訳

これまで意識したことがなかったが、自分は100兆個の細菌や真菌の宿主だったのだ。出産の過程とその直後に細菌に占拠されるようになるなど知らなかった。そして、どんな共生関係にあるかも。ピロリ菌を除去しようか悩む人にもお勧め。この本を読むと、肉や養殖の魚を大量に食べる気にはなれなくなる。以前から抗生物質はウイルスには効かないと言われていたので、これまで病院で出されても飲まない、子供にも飲ませないできたつもりだったが、息子は中耳炎を幼児の頃繰り返していたので、しっかり飲んでいた。最初から最後まで興味深い内容だったので読んだが、読んでいて気分が暗くなった。著者は楽天的なのだが、人類の未来が明るいものには自分には思えなかった。

失われてゆく、我々の内なる細菌失われてゆく、我々の内なる細菌
マーティン・J・ブレイザー 山本 太郎

みすず書房 2015-07-02
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# by pontederia | 2017-07-11 10:39 | 読書 | Comments(0)

土と内臓

D.モントゴメリー    片岡 夏美 訳
A.ビクレー 著

偶然手にして読んだが、世界を見る目が変わった。Netflixで「地球に優しくする方法」を見て、化学肥料を使う農場と有機肥料を使う農場とで、何故違いが出るのか理由の部分がよく分からなかった。その疑問がこの一冊で解けた。地質学者と生物学者の夫婦が家を買って、ゼロから庭造りを始めるところから話は始まる。一般書として書かれているので、微生物の世界が一から歴史的にもよく分かる。土と人間の内臓がつながっていることが理解できたとき、読んでいて感動した。それと同時に、化学肥料と農薬の関係を知り、暗い気持ちになった。人間の免疫系について知りたい人、土に興味がある人には是非お勧めしたい。慢性炎症性疾患患者である息子を持つ親としても、腸と微生物の関係をこれからも知っていきたい。

土と内臓 (微生物がつくる世界)土と内臓 (微生物がつくる世界)
デイビッド・モントゴメリー アン・ビクレー 片岡 夏実

築地書館 2016-11-12
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# by pontederia | 2017-07-09 09:28 | 読書 | Comments(0)

sweet peasy

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パターン:sweet peasy by Heidi Kirrmaier
針:3.5号
糸:アイオーラ 5玉

子供用、11-12サイズ。ゲージがほぼ同じだったので幅40cmで完成。このパターンで編むのは4回目かも。娘も今年13歳になるので、子供用のパターンは卒業になる。未だに手編みを喜んでくれるので、面倒ながら編んでしまう。使用した糸、1玉100円でお得だったが、涼しい時期か、クーラーの効いた部屋で着るのでなければ暑い。

# by pontederia | 2017-06-30 10:24 | 手作り | Comments(0)
なぜ消費するのか。何を基準に商品を選んでいるのか。今の時代、脳をスキャンすることで様々なことが分かるようになっている。脳科学と経済学の観点から書かれ、大変面白かった。後半は時代によって変わる「クール」さの背景を探ることが重視され、書かれることの範囲が広すぎて、理解が漠然としてくる。けれど、消費者としての自分を客観視することで、より自覚的に生きられるように思う。読む時間がしっかり取れる人向けの本。

クール 脳はなぜ「かっこいい」を買ってしまうのかクール 脳はなぜ「かっこいい」を買ってしまうのか
スティーヴン・クウォーツ アネット・アスプ 渡会 圭子

日本経済新聞出版社 2016-04-07
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# by pontederia | 2017-06-26 09:56 | 読書 | Comments(0)

読んだ本と、生活の記録


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